費用は?辛い?大腸内視鏡検査専門の松島クリニック体験談
社会人は身体が資本。定期的な検査は欠かせません。
ということで大腸内視鏡検査を受けてみました。
費用は高いんでしょうか?ウワサどおり辛いんでしょうか?
体験レポートです。
最初に結論!費用は意外に安いし検査自体は楽。だけど・・・
費用は診察と検査で7,000円ぐらいでした。保険診療だったので意外に安かったです。
検査そのものは全く苦しくありません。気がついたら終わっている感じです。
ただ・・・準備がとにかく辛いです。
検査数国内トップの松島クリニック
受けたのが大腸内視鏡検査専門の松島クリニックです。
知り合いの医師が「検査するなら松島クリニック」と言っていたぐらい有名な病院です。下手な医師だと痛いし危険らしいのですが、ここなら大丈夫でしょ。
まずは予約
検査の予約を取るために、診察を受けました。診察の予約は不要です。
検査のための検査は保険がきかない
調子が悪くて検査を受けるなら保険がききますが、単に検査をするだけなら保険はききません。
私の場合は1年ぐらい前からお腹をこわすことが多いことを訴えたら(実際そう)、あっさりと内視鏡検査をすることになりました。
検査キットをもらう
診察が終わったら検査日を予約します。
その時に、下剤を自宅で飲むか病院で飲むかを選択できます。基本的に自宅が病院まで1時間以内なら、自宅で下剤を飲んで出してから病院に来ることになります。私は30分〜1時間だったので自宅で飲むことに。
でも20分以内じゃなかったら病院で飲んだ方いいです。超後悔します。
その日は検査キットを受け取って終了です。
検査キットは下剤です。ビニール性の容器に薬品が入っているので、2リットルの水を入れて溶かして使います。2リットルの下剤を2時間ぐらいかけて飲んで、出し切るとのこと。
下剤はなんと味の素製でした。医薬品も作ってるんですね。
下剤を飲む・・・
いよいよ検査当日。検査時刻の2〜3時間前から下剤を飲み始めます。
下剤の入ったビニール容器に2リットルの水を注ぎ込んで溶かします。で、10分おきにコップに注いでゆっくり飲みます。
下剤はキンキンに冷やそう
味は好意的に言うと濃くて苦いスポーツドリンクといった感じ。まぁこれが本当にマズイ。最後の方は口が拒否する始末。本当に吐き気をこらえながら飲みました。
ちなみに父親は全く苦痛ではなかったらしいです。親子なのにそんなに違う!?
よくよく聞くと、父親は溶かす水を冷やしていたそう。さらに飲んでいる間もビニール容器を氷水に浸けてたとのこと。
私は常温でした。これか・・・。
下剤はできる限り冷たい状態で飲みましょう。
トイレットペーパーはケチらず高級品を
飲んでいると当然ながら便意が。
安いトイレットペーパーを使っていると痛くなります。かなり。多分お猿のお尻のように真っ赤だったと思います。トイレを数十回往復することになるので、余裕で2巻使います。痛くなるのも当然。
トイレットペーパーは高級品を用意しましょう。
ウォシュレットは必須です。和式も足が死ぬと思います。自宅がそういう環境なら迷わず病院で下剤を飲みましょう。
病院までの道は超危険
今だから言えますが、次回も自宅で下剤を飲むなら絶対オムツします。
今回はラッキーにラッキーが重なって事なきを得ましたが、今思い出してもゾッとします。
- ゴロゴロした時、ちょうどスーパーのトイレの近くだった。
- トイレのない電車内でゴロゴロしなかった。
- 駅のトイレが空いていた。
- 病院に着いた直後にゴロゴロした。
こんな幸運はもう無いです。
下剤の便意は我慢もクスリで止めることも不可能
下痢止めのストッパってありますよね。下剤の便意には効かないそうです。さすがに飲みませんでしたが。
我慢も絶対無理です。ゴロゴロしてから30秒も我慢できません。危険すぎ。
いくら自宅で出し切ったと思っても、下剤は腸に残っています。
オムツが嫌なら病院で下剤を飲むコースにしましょう。
病院では羞恥プレイ?
顔面蒼白で病院到着してトイレにダッシュ!無事着けたことに神様に感謝です。
受付して待合室へ。
そばには見たことがないぐらいたくさんの検査者専用トイレが並んでいます。絶対に待たずに入れるようにしてるんですね。
何度かトイレを往復して、完全に出し切ります。
実は羞恥は感じない
その後ダメ押しで若い女性の看護師に浣腸されます。
更に、別の若い女性の看護師に出したのをチェックされます。固形物が無かったらめでたく検査準備終了。
今考えると相当恥ずかしいのですが、その時は疲労困憊で全く何も感じません。ま、みんな同じことしてるしね。
ただ、トイレットペーパーを眼の前のカゴに捨てるのはとても抵抗がありました。中に捨ててしまうとチェックできなくなってしまうので仕方ないのですが、自分のものとはいえ眼の前にあるってのは気持ちいいものじゃないです。
検査は拍子抜け
検査準備が終わったらベットで順番待ちです。手術室に向かう前みたいでかなり緊張。
順番が来たらベットごと検査室に運ばれます。
腕に鎮静剤を注射され、あっという間に意識が無くなり、気がついたら別室にいました。本当に拍子抜け。
検査をスムーズにやるために徹底的に出し切るんでしょうね。検査数日本一なのも納得です。ちょっと恐れていたお腹の痛みも全くありません。
ちなみに腸を膨らますためにガスを入れるらしいのですが(全く覚えていない)、お腹が張ることはありませんでした。炭酸ガスを使っているからだそう。際限なくブーブー出るのはさすがに嫌なので助かりました。
検査結果はその日のうちに分かる
大腸の画像を見ることもできます。何もない大腸ってこんなにきれいなのね。
食事は徐々に増やすように言われ、あっさり解放されました。
料金は5〜6千円ぐらい。2万円近く用意していましたが不要でした。はっきり言って安いです。
検査は楽だけど準備が地獄。でも受けた方がいい
▼親がガンになった時に読みましたが、目からウロコが落ちすぎて無くなりました。内視鏡検査は受けよう。
2年後にハガキが届くのでまた受けに来いとのこと。今は行く気が全くしません。2年も経ったらこの苦行の記憶も薄らいでいるかしら。
検査自体は胃カメラよりはるかに楽です。その分準備が超苦痛。所要時間も下剤を飲み始めてから解放されるまで約8時間。
口からの胃カメラと、大腸内視鏡検査のどっちか選べと言われたら、迷わず胃カメラです。
でも、内視鏡検査を受けて安心できたのもまた事実。検便では見つからないガンもあるそうなので、便潜血が陰性でも定期的に内視鏡検査は受けた方がいいと思います。
2年後は下剤をキンキンに冷やしてオムツして検査に臨みます!