[M5StickV]BrownieでAIカメラのすごさを体感しよう!
M5StickV のファームアップデートができたので、いよいよ Brownie を動かしてみようと思います。
今回は20種類の物体を判別できるバージョンを試します。
SDカードガチャ!?動くSDカードを入手しよう
microSDカードに入れたプログラム(Brownie)を M5StickV に挿入することで動作させます。
で、M5StickV はSDカードの相性に非常に厳しいです。相性が悪いと認識してくれません。私も自宅に5枚ありましたが全滅でした。
動作確認済リストを参考にしよう
Brownie作者の@ksasaoさんが動作確認済のSDカードをリストにされています。本当にありがたい。
▼リストはここです
そもそもClass10じゃないとダメなようです。
読み取り専用ではないので取り扱いには十分気をつけましょうね!
間違えて買ったSDカードがたまたま動いた
▼私が買ったのはコレです。(もう品切れ)
後でリストを再確認すると間違ったカードでした。たまたま動いて良かった。
▼ほんとに買いたかったのはこっちです
SDカードにBrownieを入れよう
FAT32でフォーマット
まずはSDカードをFAT32でフォーマットします。
OSの機能でフォーマットしても良かったのですが、馴染みのSDメモリカードフォーマッターを使いました。
▼複数SDカードが挿さっている時は間違えないようにしよう
Brownieをダウンロードする
▼ここからダウンロードします
ダウンロードしたら展開しましょう。
SDカードにコピーする
展開したファイルをSDカードにコピーします。
▼中のファイルをSDカードのルートにコピーします
Brownieを起動してみよう
M5StickVにUSBケーブルを挿して電源オンの状態にする
USBケーブルを挿すと自動で電源がオンになります。
十分に充電できていれば挿さなくても大丈夫っぽいのですが、内蔵バッテリーでは認識しないSDカードもあるようです。
USBケーブルはとりあえず挿しっぱなしにしておきましょう。
SDカードをM5StickVに挿入する
PCからSDカードを抜いてM5StickVに挿します。
M5StickVを再起動する
電源ボタンを6秒押しっぱなしにして再起動します。
電源ボタンを6秒押すと電源が切れるのですが、USBケーブルを挿しっぱなしにしているとすぐさま電源がオンになります。再起動というより、電源オフ→自動で電源オン、の方が正確かも。
ピコーン!という音と共にM5StickVのロゴが表示されてしまったらSDカードの認識失敗です。そのままもう一回再起動しましょう。相性の良いSDカードだと一回で認識されるようです。後でSDカード買い直そうかしら。
▼うまく起動できると「ぶらうにー」ってしゃべってくれます
brownie動いた!SDカードを入れた後リブート→もう一回リブートするとSDカード認識した。#M5StickV https://t.co/uGr40qK45M pic.twitter.com/2pdfESKgFy
— ヴォリー@ITエンジニア (@hivokiblog) August 20, 2019
Brownieで遊ぼう
M5StickV で見たものの名前を音声で返すやつ作った。かわいい。 pic.twitter.com/sRK6Otag5k
— ミクミンP/Kazuhiro Sasao (@ksasao) July 18, 2019
オレンジの枠とともに認識されたモノの英語テキストが表示されます。
オレンジの枠が複数表示され同時に複数の物体を認識していることが分かると思います。
そしたら正面の大きいボタンを押しましょう。かわいい声で教えてくれます。
Brownie Object & Face detectionが認識できるもの
Brownie Object & Face detectionが使用している機械学習モデルは、20種類の物体を判別することができます。
# | Brownieのセリフ | テキスト表示 |
---|---|---|
0 | 飛行機 | aeroplane |
1 | 自転車 | bicycle |
2 | 鳥 | bird |
3 | ボート | boat |
4 | 飲み物 | bottle |
5 | バス | bus |
6 | 車 | car |
7 | 猫 | cat |
8 | 椅子 | chair |
9 | 牛 | cow |
10 | テーブル | diningtable |
11 | 犬 | dog |
12 | 馬 | horse |
13 | バイク | motorbike |
14 | 人 | person |
15 | 観葉植物 | pottedplant |
16 | 羊 | sheep |
17 | ソファ | sofa |
18 | 電車 | train |
19 | ディスプレイ | tvmonitor |
実物じゃなく画像でも認識するので、ググるのが手っ取り早いと思います。
1,000種類を認識するバージョンも!
テキスト表示はありませんが、ちゃんと声で教えてくれます。いやはや・・・。
*.kmodelを生成すれば色々と捗りそう
M5StickV は *.kmodel という機械学習モデルのファイルを使って判定しています。
TensorFlow(ディープラーニングのライブラリ by Google) + MNIST(ディープラーニング用の画像たくさん) で学習して *.kmodel ファイルを生成すれば色々と楽しいことができそうです。